LinkedInってなに?
LinkedInの招待を受けて登録したけど、使い方が分からない・・
とりあえず登録したLinkedIn。使い方を知ってもっと活用したい!
という方へ向けて、キャリアの形成・転向に有用なLinkedInの使い方を解説します。
LinkedInとは?
LinkedInは、2003何にアメリカでローンチされた、ビジネスに特化したSNSです。
日本はビジネス文化が独特なのであまり浸透していませんが、世界規模で見ると2022年時点で登録ユーザー数は8億人を突破。200ヵ国に会員を有しています。(*LinkedIn 企業サイトより)
2016年にはマイクロソフト社の傘下に入るなど、信頼のおけるプラットフォームです。
LinkedInの使い方4選
LinkedInの使い方は多岐に渡りますが、この記事では私自身が活用していた方法をメインに、4つの主な使い方をご紹介します。
一つずつ詳しく見ていきます。
1 : 情報収集
LinkedInの使い方で、一番ハードルが低くはじめやすいものと言えば、情報収集です。
英語での仕事関連の情報収集はLinkedInに集約してもいいというと少し言いすぎですが、主要メディア(例:ロイターやBloomberg)はオンライン媒体に載せている記事を自社アカウントから投稿していますし、専門誌(例:Business of Fashion等)も、業界にもよりますが英語メディアはかなり網羅されています。
更に、グローバルに展開している企業はプレスリリースの内容もLinkedIn投稿にしていたりするので、企業動向の把握もできます。
そして、ここが重要ですが、自分が「オッ!」と思ったり一言見解を述べたいような記事があれば、シェアという形で自分の投稿に引用できるので(Twitterのリツイートのような感覚)、使い方3のセルフブランディングにも繋がるのです。
使い方2のネットワーキングで繋がった人たちの興味関心分野を知るチャンスもあります。
また、採用情報についてLinkedIn内で明らかにしている企業は多く、転職先として気になっている企業を予めフォローしておいて、定期的に採用情報を確認すると、自分の希望する職種での採用がオープンになった等を知ることができます。
2 : ネットワーキング
2つ目のLinkedInの使い方が、ネットワーキングです。
「名刺の役割を兼ねる」と言うと、実際に対面でお会いした時に交換するわけではないので少し違うかなぁという気もするのですが…
例えば対面でお会いした後、日本だったらメールでご挨拶をするケースも多いかと思うのですが、海外の人相手だとその代わりにLinkedInで繋がり申請が来たことが何度かありました。
某外資ブランドの役員さんから、初めてお会いした後に「It was nice to meet you!」みたいにめちゃくちゃカジュアルに繋がり申請が来た時にはびっくりしました。自分からはちょっと躊躇います(笑)
また、自分の興味がある分野のビジネスインフルエンサーをフォローしたりすることで、その分野の最新動向や知見を得られることに繋がります。
Twitterよりも情報の質は高い
登録し始めて最初は、なかなか繋がりが増えないと感じるかもしれません。
その場合は、友人知人に繋がり申請をしたり、過去に所属していた企業名から昔の同僚を探してみたりするのがおススメです。
ただし、FacebookやInstagramのようなプライベートのSNSではないので、あくまでもビジネスパーソンとしての自分を保つべきであり、友人と繋がることで自身の発信内容や、友人の投稿へのコメントがカジュアルになりすぎないように注意して下さい。
3 : セルフブランディング
LinkedInの使い方3つ目は、最初の2つより少しハードルが高いかもしれませんが、セルフブランディングです。
関心のあるニュース記事を自分のフィードでシェアする他、例えば記事(article)を書いたものを投稿します。
吹き出し…私はアナリストという立場で自分の分析レポートを会社としても宣伝すべしという方針だったので、
これを継続的にやっていると、「こういう情報を発信する人」として、フォローしてくれる人も増え、ヘッドハンターも見ているので、関心のある求人案件で声をかけてもらえたりします。
本業での担当業務分野がベストです。
私はアナリスト時代に何本かレポートやウェビナーを公開していたのですが、それも全て自分のLinkedInのプロフィールに載せたり、公表時には投稿にしたりしていました。
その結果もあるかは分かりませんが、ヘッドハンターからのスカウトはほとんど毎日何かしらいただいていましたし、その内容も興味ある企業やポジションであることが多かったです。
また、私が以前注目していた人で、「新コンセプト店舗のレポート」みたいなシリーズで小売関連のレポートを投稿していた大学生がいたのですが、いつの間にかBloombergでコラムを持つライターになっていましたので、そういう意味でもLinkedInのセルフブランディングはチャンスを生み出す可能性に溢れています!
投稿をする際の注意点
ただし、投稿をする際には注意点があります。
他のSNSと違い、身分が丸出しなので、本業と全く関係がないところで副業として情報発信をするのには向いていないことです。企業に所属している場合は「○○社の○○さんの意見」と取られてしまいかねないので、企業によっては社員のLiekedIn投稿を極力禁止している企業もあるほどです。
逆に、企業として個人の発信を応援してくれる場合にはLinkedInはとても良いツールです。
4 : 転職活動
そして、LinkedInの使い方で最も日本でも認知されているのが、転職活動の一環として使う方法です。
特に外資系企業への転職を希望している場合にはLinkedInの登録は必須と言えます。
人事担当者や、働く予定となる部署の上司が面接前に応募者のLinkedInプロフィールを見ることは外資系企業では常識と言えます。
CVに書ききれなかったプロフィール、例えばボランティア活動やプロボノ活動、そして学位は取得していないもののオンラインコースなどでCertificate (修了証)を獲得したスキルなどを、アピールすることができます。
スキルに関しては特に、LinkedIn Learningという、LinkdIn上で提供されているコースは、そのままプロフィールにも転記しやすい設計になっているのでおススメです。(下記の「資格」欄のものは全てLinkedin Learningで履修したコースですが、認定番号の部分をクリックすると、写真2枚目のようにCertificate(修了証)が表示されるようになっています。
Linkedin Learningのコースについては別途記事を書こうと考えています。Harvard UniversityもMITも、学位を取れるわけでは当然ありませんが、シリコンバレーの企業が社員教育にLinkedIn Learningのコースを活用していたりもして、学習内容の質という意味では信頼できます。
LinkdInはヘッドハンターの人材探しプラットフォームでもあるので、スキルや経歴をきちんと書いておくことで、関連する採用があった際にヘッドハンターから声をかけてもらえることが日常的にあります。
ただし、「いい案件があったら転職を検討しよう」という程度ではなく、「いついつまでに転職したい」という積極的転職活動なのであれば、やはり転職エージェントの利用が必要になってきます。
外資系の転職に強いおすすめエージェントのご紹介はこちらの記事ぜひご参考になさってください。
LinkedInを使う際の注意点
Facebook等のSNSとは分けて使うべし
上記でも繰り返し触れていますが、LinkedInは、実名登録である上に、所属組織も基本的に公開されます。
そのため、LinkedInの投稿は、「○○社の○○さんの発言」として見られます。
会社の見解と取られかねないため、不要なトラブルを避けるため、投稿する際にはよく内容を確認することをおすすめします。
最も安全で無難な投稿は、例えば自社プレスリリースなどをシェアしつつ、「We’re excited to share the news of….」みたいな文言でコメントを添えるなどでしょうか。
反対に、例えば森本首相の女性蔑視発言などを痛烈に批判する投稿内容を、オリンピック関連企業(スポンサー含め)の社員がする場合などは、会社の見解と相違ないか注意をするべきです。伝わるでしょうか。
また、言わずもがなですが、週末ドライブに行ったプライベートの投稿などはFacebook, Instagramにして下さい。
一方で。会社で行われたHalloween Partyの写真や、自分の部署送別会などは、ビジネス場面におけるレクリエーションのアピールや、チームの雰囲気、自分のチームワーク力などをじんわりアピールできる内容なので、会社の方針で問題なければ投稿してもいいと思います。
匿名で情報収集したい場合にはLinkedInプレミアムに登録を
LinkedInを使う際のもう一つの注意点としては、通常プランだといわゆる「足あと」がつくということです。
つまり、誰かのプロフィールを閲覧すると、「○○があなたのプロフィールを見ました」とプレミアムプランの相手には分かる仕様になっています。
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これが、プレミアムプランだと、Private Browsingといって、足あとをつけずにプロフィールを閲覧することができます。
また逆に、誰が自分のプロフィールを見たか?という情報は、通常プランだと明らかになりません。
誰が自分のプロフィールを見たか(どのような企業・リクルーターが自分に興味を持っているか)を知りたい場合には、プレミアムプランに登録する必要があります。
まとめ
- LinkedInの主要な使い方は、
①情報収集
②ネットワーキング
③セルフブランディング
④転職活動 - LinkedInをアクティブに活用する場合には、会社の方針や規則にも注意を払う
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